双羽黒事件とは?練習嫌い力士の衝撃の引退理由がスゴかった!

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土俵


横綱の前代未聞の行動により大いに角界が揺れています。 

私自身は家族が相撲好きなので毎場所テレビで見ていますよ。 

20代にしては相撲を見てると思います。 

そこまでのめり込むほどではないけど、それなりに相撲ファンの私からすれば今回の事件は1事実にいろんなものが絡みすぎで残念ですね。

当人の横綱も引退することになるようですが、それは私からすれば当然かなと思います。 


このように横綱や力士が引退したり廃業したりすることは今までにもけっこう起きているようですね。 

調べてみたら横綱がトラブルで引退したことも実は数件あるみたい。 


その中でもひときわ珍しい理由で引退(廃業)した横綱が双羽黒(北尾)です。 

今回は双羽黒の衝撃の引退理由をご紹介します。 



第60代横綱・双羽黒とは?




第60代横綱・双羽黒(ふたはぐろ・本名:北尾光司)は最終的にあるトラブルが元で力士廃業となった人物です。 

※ちなみに廃業は引退よりもかなり重い処分で破門同然


1度も優勝経験が無いまま横綱に昇進したため、世間からはあまり評価されていないようです。 

ただし当時の理事長からはかなり期待されていたようで、双羽黒という名も横綱昇進時に最高の力士になるようにと改名したほど。(それまでの四股名は北尾) 


ただし実力や素質は本物だったようでまったく弱かったわけではありません。 

問題とされていたのは精神面の方で、やはり「心・技・体」が揃わなければならないという相撲の教えをよく表わしている人物だと思います。 

[成績]

生涯戦歴:348勝184敗24休(54場所) 

幕内戦歴:197勝87敗16休(21場所) 

優勝:十両優勝1回、序の口優勝1回 

賞:殊勲賞5回、技能賞:2回 



双羽黒(北尾)の有名なエピソード


スクープのイメージ画像


子供のころから相撲でかなりの実力があり、中学時代はかなう相手がおらず高校に出稽古に行っても高校生すらも勝てなかったほどだったそうです。 

体格にも恵まれ、両親は高校進学を希望するも当人は入門の意思が固く条件付きで入門を許してもらったとか。 


それほどの相撲への情熱があったにも関わらず、入門後からはたびたびトラブルを起こすことで有名になってしまいます。 

なんでも甘やかされて育てられたため、厳しい稽古をつけるとすぐに「実家に帰る」というわがままっぷり。 

1度ではなく何度も部屋を抜け出しては連れ戻されたという話です。 


もしかすると学生時代は体格などのおかげで強かったのが、入門して実力者の集まる場になってからはある程度努力が必要なのがわかってしまったからかも。 

どこでもよくある話ですよね(笑) 


ただし高砂部屋への出稽古や隠れ稽古は欠かさなかったらしいので、1人で淡々と努力するのが向いているタイプだったのかもしれません。 

子供時代に負け無しだったからこそ、人に弱みのようなものを見せることができなかったんじゃないかな。 

また元々から部屋の親方とは反りが合わなかったんだろうとも思います。 

出稽古はかなりがんばっていたようなので、想像ですが高砂部屋の親方か所属力士に尊敬する人がいたことも考えられますね。 

この小さなトラブルの数々が後に大きな騒動となってしまうのです。 


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双羽黒事件とは?衝撃の引退(廃業)理由




【本当の心の内は双羽黒本人しかわからないとは思いますが・・・】


なんと双羽黒の引退(廃業)のきっかけは部屋のちゃんこの味で揉めたことと言われています! 

双羽黒が「こんなちゃんこが食えるか」と言っていると若い衆が親方に言ったことで揉めたそうです。 

衝撃ですよね。 


「ちゃんこの味の話」が本当かどうかは別として、師匠の立浪親方といさかいになり部屋を飛び出した双羽黒は別に借りていたマンションに閉じこもってしまったそうです。 

部屋を飛び出した際に女将さんを振り切ったためにそれが「暴力を振るった」と問題になったようです。 

部屋に戻る説得も失敗したため立浪親方が相撲協会に双羽黒の廃業届を提出。 

そのまま廃業(引退)となりました。 


ちなみに現在って大関で2回優勝か、それに準ずる成績を取らないと横綱になれませんよね。 

そのきっかけがこの騒動で、双羽黒が大関優勝なしで横綱に昇進したことが問題視されたからと言われてます。 


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相撲界でたびたび起こる問題で思うこと


分かれ道


ここからは私の個人的な意見です。 

たびたび相撲界では暴力や不適切な行動が問題になってます。 


上下関係や稽古などとても厳しい世界であるにもかかわらずなぜこんな問題が起こってしまうのか。 

考えてみると「部屋」というある意味閉じた小さな世界の特殊さもあるのかなって思いました。 

先ほどの双羽黒のこともそうです。 

私には「家族の中の問題」に似ているように見えるんです。 


部屋の中でのかわいがりと言われるしごき、部屋を出た外出先での問題行動などは一般家庭でも起こる問題に似てませんかね。 

DVとか外で問題を起こしたとかそういう感じに似てる気がするんです。 


親方と女将さんは親同然、力士たちは兄弟、構造的には規模の大きな家庭です。 

血がつながってなくても親子同然になることはあるし、もちろん信頼関係も生まれるでしょう。 

だからこそ、甘えのようなものも生まれる気がするんです。 


力士の方々はなかなか弱みを見せることもできないでしょうし、厳しいことばかりでは心が折れたりすることもあるはず。 

そういう一瞬の気のゆるみや弱みが出たところに引き金があるように思います。 


かと言って解決方法は一朝一夕では見つからない。 

家族の問題に似てるからこそ難しい。 

お互いの気持ちをキチンと言い合うほかは無いと私自身は思いますけどね。 

厳しさの中にも優しさはあるはずだけど、それが相手に伝わっているかはわからないですからね。 

「そんなこと言わなくても分かるだろう」ということをキチンと伝えなきゃいけないと思います。 


そういう小さなことから変えていかなきゃいけないんじゃないかなと。 

人間の基礎はやはり生活の基盤である部屋で培われると思いますからね。 


まとめ

伝統を守るというのはつくづく難しいものだと思いました。 

日本の中だけで収まっていられない現代で相撲がどうあるべきなのか、たぶん今まで本気で考えてなかったと思うし。 

1人で決められるものじゃないから結論はなかなか出ないでしょう。 


でも双羽黒のようにちょっと変わった人がいることも変化のきっかけになる気もするんですよね。 

その時にそういう子もいるんだと柔軟にできていたらとは思うけど・・・難しいかなw 

他の力士に示しがつかないとかあるんだろうからなぁ。 


では今回のまとめです。 

・双羽黒という横綱の廃業のきっかけは「ちゃんこの味」だった!


相撲がどう変わっていくのかも、いろんな意見をしっかり伝え合ってちゃんと聞く耳を持つということがまず大切なんじゃないかなと思いますね。 

相撲だけじゃなくて人間としてはそれが基本かも(^^) 





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