Amazonが販売しているAIスマートスピーカー「Amazon Echo」のAIである「Alexa(アレクサ)」が家での会話を録音し外部に送信してしまった問題がニュースになりました。
AI搭載のスマートスピーカーはCMなどを見るとまさに「未来がやってきた!」という感じがして、すぐに導入した方もたくさんいるでしょうが不安なニュースですよね。
まだ私たちにとっては未知の機械なので「スマートスピーカーでできることって何?」って感じだし。
今回は身近なことを中心に、スマートスピーカーでできることをご紹介します。
「あれも、こんなこともできるの?」ってビックリすることもありますよ。
またスマートスピーカーを使うには何が必要なのかもまとめます。
さらにニュースになった問題「スマートスピーカーって怖い!」について、どんなリスクが想定されるのかも知っておくべきですね。
導入を考えていた方にもお役に立つ内容ですよ^^
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スマートスピーカーでできること!生活に密着したことが声だけでできる
これからの時代はAI(^.^)
時代に沿った生活。もう手離せません#AI#人工知能#Google Home#グーグルホーム#スマートスピーカー#スマートホーム pic.twitter.com/ea2TKovAYH— DJ HIDE (@DJ_HIDE8989) 2018年5月20日
スマートスピーカーは本体とスマート機能に対応した生活用品をネットワーク(インターネットやBluetooth)でつないで使用します。
スマホや家電を連携させることで、スマートスピーカーに「声で」指示をするだけで遠隔操作することができるようになるんですね。
ですからスマートスピーカー単体で使うことはほぼ無くて、「スマートスピーカーにはスマホや対応家電が必要」とイメージした方がいいかもしれません。
よくCMで見かける「○○、電気消して」とか「○○、テレビつけて」は電気やテレビも連携させておかないとできないことです。
AIスマートスピーカーとスマホでできること
スマートスピーカーとスマホを連携させてできることを紹介します。
スマホと連携って言うより設定にスマホが必要と言った方が正しいかな。
- ニュースダイジェストを読み上げる
- 知りたいことを検索する(天気や株価)
- アラームやタイマーをセットする
- 音楽アプリを操作する
- ラジオをつける
- 誰かにメッセージを送る
- ネット通販の注文をする
- AIと会話を楽しむ
(機種によります)
これらはCMでも見たことがあるスマートスピーカーの光景だと思います。
【GoogleHome】
【Amazon Echo】
「これだけ?」って思う方もいるかもしれません。
実は私も「スマホでできるからなぁ・・・」と思ってしまいました(笑)
声だけで起動・操作できるのが1番の特徴で、朝忙しい時に少しニュースを聞いたり天気を聞いたり、料理中にレシピを聞いたりなどスマートスピーカーがあれば便利なシーンはたくさんありますよね。
スマホは画面が付いていないと(スリープを解除していないと)声で操作できませんから。
ただしすべて設定が必要です。(設定自体はカンタンだけど最初が手間)
音楽アプリも対応した基本は月額サービスに入っていないといけないですしね。(機種によります)
勝手に全部なんでもやってくれるわけではないんですね・・・当たり前ですけど(笑)
「何でもできる魔法のスピーカー」っていうイメージなのでガッカリする方もいるかもしれませんね。
AIスマートスピーカーと対応家電でできること
スマートスピーカーと対応した家電をつなげればもっといろいろなことができるようになります。
- 音声で電気のスイッチを操作
- 音声でテレビのON/OFF
- ネット動画の再生
基本的に連携した家電を声で操作するイメージです。
これだけと言えばこれだけ(笑)またしても。
「リモコンでやればいいじゃん」という声はまだまだありますよね。
また「対応家電が無いから電気のON/OFFとかできない」というのも別の機器やアプリを使うことで可能みたいです。
AIスマートスピーカーを使うために必要なもの
「スマートスピーカーを使ってみたいけど必要なものは何?」というのはよく聞かれる質問です。
今自分が持っているものでCMのような生活になるのか分かりにくいですからね。
これはスマートスピーカーでしたいことによっても必要なものは違ってきます。
例えば音楽をスマートスピーカーで流したい場合は、
- AIスマートスピーカー(設定にスマホが必要)
- 月額制音楽ストリーミングサービス(GooglePlayMusicやSpotifyなど)
これらがあれば「ランニングの曲をかけて」とか「○○(アーティスト)の曲をかけて」という気分やシーンに合わせて音楽を楽しむことができるようになります。
また例えばYouTube(その他動画サービス)をスマートスピーカーで操作したい場合は、
- AIスマートスピーカー(設定にスマホが必要)
- テレビ
- 動画ストリーミング端末(クロームキャストやAmazonFireTVなど)
これらがあれば「YouTubeをつけて」ということができるようになります。
ただしすべてに共通して必要なのは無線環境のインターネットです。
連携するすべての機器が同じネットワークにつながっていないといけません。
AIスマートスピーカーを使いこなすには少し勉強も必要になってきます。
今はYouTubeで設定方法を動画にしてくれている方もたくさんいるので、そのような動画参考にするといいですよ。
AIスマートスピーカーは怖い!?リスクもあるかもしれない話
【Alexa 夫婦会話を勝手に送信】米アマゾンのスマートスピーカーに内蔵されている「アレクサ」が、夫婦の会話を知らないうちに録音し、勝手に他人に送信する出来事があった。アマゾンはハプニングが起きたと説明。 https://t.co/6IMK3xe3dL
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年5月25日
AIスマートスピーカーはインターネットが必須であり、しかもAIのアシスタントが内臓されています。
AIのアシスタントは人間からの指示をたくさん受けることで学習するため、使えば使うほどスムーズに使えるようになっていきます。
とても便利な「道具」ですが、ニュースにもなったように誤作動による個人情報の流出などの問題はこれから聞くことが増えるかもしれません。
ニュースになった「会話を録音して外部に送信」は誤作動と偶然が重なったことによって起こったとされていますが、ハッキングされて故意に流出させたり、盗聴器のように使用することもできないわけではないんです。
また通販での注文は声でできて便利ですが、最終確認を目で見て行うわけではないので個人的には誤注文が怖いなと思います。
まだ使っている人が少ないから表面化しない問題はある、と個人的には思いますね。
ただしスマートスピーカーで拾われた情報はメーカーのサーバーに送信される際には暗号化されているのである程度は安心です。
個人でできる対策といえば、スマートスピーカーはインターネットに接続しているので基本的なセキュリティ設定はとても大切になります。
スマートスピーカーを通じてネットで注文をするなどは便利ですが、クレジットカードの情報なども含まれますからね。
最低限これらのセキュリティ対策はしておきましょう。
- スマートスピーカーやそれに対応する機器の脆弱性対策のプログラムがあれば速やかに適用する
- 不要な機能はオフにする
- ルーターの設定を適切なものにする(初期パスワードの変更、より強い暗号化方式の適用など)
- できるならセキュリティルーターを導入する
セキュリティルーターとは、家に入ってくるインターネットの門番のようなものです。
パソコンやスマホはその機器自体にセキュリティソフトをインストールできますが、スマートスピーカーや対応家電にはセキュリティソフトを入れられないですよね。
だからルーター自体にセキュリティ機能を付けたものです。
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このようなセキュリティルーターがあるとお子さんのゲームでのネット接続などももっと安心に利用できるようになると思いますよ!
今回のまとめ
- AIスマートスピーカーでできることは今は少ない、しかし今後は増える可能性も
- できることが自分にピッタリはまればとっても便利になるかも
- 対応家電があればできることが広がる
- AIスマートスピーカーの利用にはリスクがあることも知っておくべき
まだ出てきたばかりの技術なのでこれから発展してどんどん便利になったり、セキュリティも高くなっていったりする余地があります。
今はまだ自分で勉強して理解できる人じゃないと安全に使いこなすのは難しい部分もあるのが現状だと思います。
導入される方は最低限検索や動画などで知識を得てお使いになった方が便利に、安全に楽しく使えると思いますよ!