親が倒れたらやるべき事|20代30代で突然親が急病になった体験談

いいね!と思ったらシェアしてね!

救急車

私はアラサーの女性です。突然母親が急病になり倒れました。

母親はまだ62歳で、持病もなくまさか病気になって倒れるなんて思いもしませんでした。実家は関東、私は関西に住んでいる状態でした。

おそらくこの記事を訪れていただいたあなたも同じように不安な気持ちで、この先どうしたらいいのかと思っているのではありませんか?

まずは本当に心配で不安だと思います。何をどうしたらいいかも分からないはずです。私もそうでした。

そこで私の体験談ですが、親が倒れたらやるべき事をできるだけ細かく記録しようと思いました。親が倒れて救急車で運ばれた連絡が来てから退院までに実際に私がやったことです。

  • 手術などの同意書に署名
  • 限度額適用認定証について
  • 入院の申し込みと費用
  • 退院後の生活の見込み
  • 介護や医療費について相談したい時は

時系列になっていますので、見出し順に見ていただければおおよそ最低限のやるべきことは分かると思います。

ぜひお役立ていただければと思います。

スポンサーリンク

手術になる場合は同意書に署名しなければ基本的に手術ができない

私の母親の場合は職場で大動脈解離のスタンフォードA型を発病し、緊急に手術が必要な状態でした。

今回はじめて知ったのですが、緊急に手術が必要な容体でも基本的には本人または家族の同意と同意書への署名がないと手術ができないということです。

上手く家族である私に連絡がついたものの、関東と関西の遠方にいるためすぐに駆けつけられない状況だったのが1番困りました。

しかし運良く実家の近くに住む親戚に連絡がつき、救急で運ばれた病院と手術のために転送された病院に行ってもらうことができ、その親戚に一任することで速やかに手術をしてもらうことができました。(私にも病院から電話で説明はありました)

同意が無ければ絶対に手術できないというわけではないし、同意する人物は身内でなくても信頼できる知人や友人でも可能ではあるという見解もあります。法律で決まっているわけではないからです。

特に大きな手術はリスクがあり、万が一の時のトラブルを避けるために病院側のリスク対策でもあるわけですね。

ですから厳格に身内に署名を求めるのかどうかは病院の方針にもよるようです。

親が倒れたらやるべき事その1・限度額適用認定証を発行してもらう

病院

親が倒れて手術になった場合、大抵は高額の医療費がかかることになります。

私の場合も手術が終わってすぐに入院申し込みの手続きをするように言われ、その時にはじめてハッとして「そういえばお金はどうなるだろう」と不安が襲ってきました。

結論から言うとやるべき事は「限度額適用認定証」を発行してもらうことです。

この限度額適用認定証を病院に提示することで、窓口に支払う医療費を所得に応じた一定額+自己負担分にすることができます。

以前はいったん医療費を全額支払ってから後で申請して返還してもらう制度でした。(イメージは立替払いって感じ)

高額療養費制度の後から申請は今でもあるのですが、一旦全額払うのがものすごい負担になるはずです。

ですから最初から最低限の支払いで済むように、まずはじめに限度額適用認定証を発行してもらいましょう!

限度額適用認定証の発行は健康保険の窓口で申し込む

限度額適用認定証は入院・手術をした本人の健康保険の窓口に申し込みます。

私の母親の場合は市の国民健康保険だったので市役所で申請できましたよ。

  • 保険証に全国健康保険協会(協会けんぽ)と書いてある場合:協会けんぽの都道府県支部に申請

    協会けんぽ申請書類ダウンロードはこちら(協会けんぽの公式サイトへ飛びます)
    >>>健康保険限度額適用認定申請書

  • 保険証に○○健康保険組合と書いてある場合:○○健康保険組合に申請
    このような保険証の場合は会社の健康保険なので、健康保険組合の名前で検索すれば窓口が探せます。

市役所で申請した場合は書類に記入するだけですぐに発行してもらえました。(即日発行)

また料金も不要でした。

本人の保険証と印鑑(認印可/シャチハタ不可)は必ず持参してくださいね!マイナンバーは無くて大丈夫でしたが、ある場所が分かっているなら本人のものと申請者のものを用意して行ったほうがいいですよ。

郵送で申請することになった場合は数日かかるはずですので、入院することになったらまず保険証を確認して限度額適用認定証の発行に動いてください。

限度額認定証で限度額はいくらになるの?

病院に健康保険証と限度額認定証を提出することで1ヵ月1医療機関での窓口の支払額が自己負担限度額までになります。(70歳未満の場合)

限度額は保険証の本人の所得によって違い、所得区分の金額も国保か健保かで違うので健康保険によって違うのでくわしくは健康保険事業所に問い合わせてみてください。だいたいは以下のようになります。

所得区分 所得要件 自己負担限度額
(3回目まで)
多数該当
(ア) 年収約1160万円~
(健保:報酬83万円以上/国保:年間所得901万円超)
252600円+(総医療費-842000円)×1% 140100円
(イ) 年収約770~1160万円
(健保:報酬53~79万円/国保:年間所得600~901万円)
167400円+(総医療費-558000円)×1% 93000円
(ウ) 年収約370~770万円
(健保:報酬28~50万円/国保:年間所得210~600万円)
80100円+(総医療費-267000円)×1% 44400円
(エ) 年収約~370万円
(健保:報酬26万円以下/国保:年間所得210万円以下)
57600円 44400円
(オ) 市民税非課税世帯 35400円 24600円

※多数該当とは
過去12ヶ月に同じ世帯での高額療養費の支給が3回以上あった場合の4回目以降の自己負担限度額

参照:厚生労働省保険局 高額療養費制度を利用される皆さまへ

イメージとしては一般(ウ)に当たる場合、大動脈解離で冠動脈バイパス術をした場合ならば限度額は8万円+自己負担分くらいになると思われます。

注意点は病院で別途決まっている自己負担分は限度額の対象にならないということです。

  • 病衣やタオルのレンタル(うちの場合は病衣1日162円)
  • おむつ代(うちの場合はテープ止めもパンツタイプも1枚につき135円)
  • 食事の費用(病院によって加算が違う)
  • テレビや冷蔵庫の利用代金(うちの場合はテレビ、棚、冷蔵庫セットで1日540円)
  • 個室を利用した場合などの上乗せ料金(うちの場合は1番安い個室で1日4320円)

この他にも自己負担の対象になる物品やサービスは自己負担で支払いをする必要があります。

私の場合は入院申し込み書と一緒に何が自己負担の対象になるのかリストをもらって確認しましたよ。病院から提示されるはずですのでしっかり確認しておきましょう。

1ヵ月入院したらけっこう自己負担はあると思います。

スポンサーリンク

親が倒れたらやるべき事その2・入院の申し込みと費用

お金のイメージ

手術が終わって落ち着くとすぐに入院手続きの説明があると思います。

私の場合は入院申し込み手続きを先に済ませ、限度額認定証をもらって再度窓口に提出しました。この辺は病院の窓口でも丁寧に説明してもらえると思うので聞いてみてください。

病院によっては入院申し込みをするときに「入院保証金」が必要な場合があります。相場は5万円くらいだと思います。

これは退院の時に返してもらえますので、引き換え書類は失くさないようにしっかり保管してください。

たまたま母が入院した病院は入院保証金がいらない病院で逆にビックリしましたけどね。でも返ってくるとは言え負担なのでありがたかったです。

入院申し込み手続きは難しいことはありません。病院の言うとおりにやれば大丈夫です。

親が倒れたらするべき事その3・必須ではないけど親戚や知人への連絡やお見舞いのお礼

親の交友関係や親戚付き合いにもよりますが、親戚や知人への連絡もしなければなりません。

私の母親は職場で倒れたので職場にあいさつに行ったり、市の役員関係などで交友関係も広かったので必要な知人には連絡を取る必要がありました。

あまり大事にしたくない気持ちもありましたが、退院した後の人間関係にも影響がありますし分かる範囲で連絡をとることになると思います。お見舞いに来たいと言ってくださる方もいますしね。

あと、お見舞いに来てくださる方に渡すようにペットボトルのお茶を用意しました。

気持ち的にはこっちが病気で大変なのに・・・という気持ちもあるのですが、この辺をどうするかは地域柄です。父とも相談してお茶程度は用意しました。受け取らない方もいますしいろいろです。

さらにはお見舞金をいただいた場合はお返しも必要です。(いわゆる快気祝い)

金額や品物はこれも地域柄です。母くらいの年齢になるとお見舞いに行ったり来たりの関係はけっこうあるもので、相場が決まっていたりするのはよくあることです。

本人が分かるのであれば聞いてその通りにすれば大丈夫ですよ。

退院はけっこう早い!退院後の生活をどうしていくか

分かれ道

私も母親の病気でビックリしたのですが、最近の病院は退院できるのであればものすごく早く退院が来ます。

母の場合は手術に12時間かかり、ICUで人工呼吸器や出血のドレーンなども付いていたのに2日目から体を起こすリハビリが始まりました(^^;)

あれよあれよという間に3週間で退院。また手術の傷や肋骨が痛み、よろよろ歩きで怖いなという状態での退院でした。

しかも実家は父、母、祖母の3人暮らし。祖母は料理のできない人で、炊事は今まで母がしていました。

当然退院しても炊事はおろか家事もできません。最低3ヵ月は絶対安静、3キロ以上のものは持ってはいけないと言われたため困るのが食事です。

私も遠方へ帰らなければいけないしすぐに来れないので困りました。そこでとりあえず手配したのがこちらです。

  • 配食サービスの手配
  • 電動リクライニングベッドの手配
  • 浴用イスの用意

配食サービスの手配

病状によりますが塩分管理なども対応してもらえる配食サービスに頼むことにしました。

自分の地域+配食(宅食)などでネット検索すると自分の地域で頼める業者さんが見つかります。

そのようなサイトでは3~4種類のサービスの資料を一括請求できるので、資料を請求し母に選んでもらいました。

サービスによっては試食が無料だったりもしますよ。

あとは毎日手渡ししてもらうか、まとめて冷凍で届くかもサービスによって違ったりしますね。でも私は父が仕事に行っている間にまた母の具合が悪くなることが心配だったので、毎食届けてくれて無料見守りをしてくれるサービスを選びました。

電動リクライニングベッドの手配

電動リクライニングベッドというと超高額の介護用ベッドが思い浮かびますが、安いものも全然あります。

母親の場合は開胸手術の跡が痛むので頭の部分が上がるベッドが必要だったんですね。よろよろはしていましたが幸い足は丈夫な方で立ち上がりなどは大丈夫そうだったので、安価な電動リクライニングベッドで用が足りました。

【うちで購入したベッドはこれ】

このベッドは連動して膝の部分が持ち上がらないタイプです。(頭の部分だけが起き上がる)母が膝の部分が持ち上がるものは座りにくいということでこちらを選びました。

座る状態を保ちにくい人でお尻がずるずる落ちてしまう方は膝部分が持ち上がるタイプも検討したらいいと思います。

【膝部分も連動して持ち上がるタイプの電動ベッド】

親が病気になると一気にベッドの必要性が出て来ますね。本人と相談できるのであれば要望を聞き、リハビリの先生にも相談してどんなベッドにするか決めるといいでしょう。

浴用イス(シャワーチェア)の手配

実家のお風呂はわりと洗い場が広いのですが、床がタイルですべりやすいため転倒防止と床から立ち上がるときの血圧への負担を考慮して浴用イス(シャワーチェア)を用意しました。

【うちで購入したシャワーチェアはこれ】

背もたれが無いものの方が安価ですが、絶対背もたれがあったほうが安心です。また硬いイスよりも色が付いている部分がやわらかいクッションになっている物を選びました。

必要があれば浴室用の滑り止めシートも用意しようかなと考えています。

私はたまたま介護の知識があるので何が必要かどうしたらいいかなんとなく分かりました。

しかしあなたがどうしていいか分からない、相談しようにも誰にすればいいか分からないと不安なら続きもチェックしてください。

スポンサーリンク

もし親が倒れて介護が必要になったりお金の問題があったら

入院できるような大きな病院にはまず間違いなく「医療ソーシャルワーカー」と呼ばれる人がいるはずです。

医療ソーシャルワーカーは転院する場合の手続き(介護タクシーの手配など含め)や介護サービスの相談、医療費についての相談などに乗ってくれます。

親の病状によっては介護認定を受ける必要があったりもするので、何か心配事や不安がある時はまず医療ソーシャルワーカーに相談しましょう。

万が一いなかったとしても病院から地域の福祉課につなげてくれます。

1人で抱えて不安になることなくまずは相談しましょう!解決策はあります。

今回のまとめ

  • 親が倒れて手術・入院になったらまず限度額適用認定証を発行してもらおう
  • 手術や入院費は限度額+自己負担分(限度額適用認定証がある場合)
  • 必要であれば親戚や知人への連絡、お見舞いのお返しも手配が必要
  • 退院はけっこう早い!退院してからのことが不安なら医療ソーシャルワーカーに相談!

親も還暦を過ぎたら病気くらいするだろうと頭で分かってはいましたが、実際倒れたと聞くとやっぱり胸はドキドキして頭が真っ白になってしまいました。

自分が20代~30代、親が60代で病気はやっぱり今の時代早いですよね。親が普段元気だと特にそう思います。

でも今回私の母親がそうだったように、持病がなくても突然はあり得ます。むしろ母親もあと少しで亡くなっていたと言われましたしね。

もっと親のことを気にかけて、もしもの時のことも話しておかないといけないのかなって考えを改めました。

私の経験談が突然のことで不安なあなたのお役に立てたのなら幸いです。