芸人の渡辺直美さんや庄司智春さんがかかったことで注目されているアニサキスによる食中毒。
魚介類を生で食べることで感染するのでお刺身大好きな日本人としてはけっこうな不安がありますよね。
不安なだけにネットで拡散されている情報についつい頼りたくなっちゃうけどちょと待った!
その中にはちょっと怪しい間違い情報もあるので確認することが大切です。
今回は「アニサキスが噛むと予防できる」ということが話題になっているのでそれは間違いだよ!ということをお伝えしたいと思います。
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アニサキスは噛むことで予防できるという情報は間違い!
アニサキスはよく噛むことで予防できると情報は、どうやら朝や夕方のニュース番組やでやっていたようですね。
アニサキス食中毒は魚介類に寄生している「アニサキス」という回虫の仲間を生きたまま食べてしまうことで激痛を起こすという怖い食中毒です。
↓こちらは動いているアニサキスの動画【閲覧注意】
今のところ効く薬も無くて、治療方法は胃カメラで胃の中に入っていって物理的に取る!(ひえ~・・・)
生きているアニサキスが原因なので胃に入る前にやっつけることができれば確かに予防はできるんですけど、噛むことは物理的に難しいことが指摘されてます。
しっかりとかめばアニサキスが死ぬ可能性はありますが、アニサキスは厚みが1ミリほどしかなく、歯と歯の間に入り込んだ場合など、かんだと思っていてもちゃんとかみ切れない可能性があります。
引用:NHK NEWS WEB
厳密に言えば「噛み切ることもできなくはない」という程度の話で、よく噛むことで100%予防することはできないということを知っておく必要がありますね!
もっと確実に予防する方法があるのにたくさんの人が見る朝や夕方のニュースでどどーん!と噛むことを押し出したのはちょっと間違いだったんじゃないの?と私は思っちゃいました(^^;)
のちほど正しい予防法をお話するので最後まで読んでくださいね!
ネットで出回るあの方法も間違い!わさびや酢も効かない!
ネットで見かけるのが「わさび」や「酢」は予防に効果的なのか?というみんなのギモン。
こちらも噛む同様、間違いやすい予防法です。
お刺身から感染することが多いのでわさびや酢で締めることが効果的なように思っちゃいますがダメです。
人間が食べられる量のわさびや酢ではアニサキスをやっつけることはできないんです。
実際に酢が使われているしめ鯖でアニサキス症を起こした例もありますからね。
ではどんな方法なら確実に予防できるのか正しい方法をお話しますね!
本当に正しいアニサキスの予防方法3選
アニサキスで食中毒にならないためには正しい方法でアニサキスをやっつけることが重要になります。
その方法は3つあるので1つずつ確認しましょう!
60℃1分以上で加熱する
確実にやっつけるには中心部分までしっかり加熱することが必要です。
タタキのように中が生状態だとアニサキスが中心にいた場合にはやっつけられない可能性がありますからね。
でもタタキっておいしいですよね・・・私は大好物です(笑)
焼き魚、煮魚などよく加熱されていればアニサキスの心配はなくなります。
マイナス20℃で24時間以上冷凍する
カッチンカッチンに冷凍されていればまず大丈夫と言えますが、気になるのは家庭の冷凍庫でマイナス20℃イケてる?ってところ。
実際には家の冷凍庫はマイナス20℃にはなってません。(マイナス18度程度)
けれどアニサキスが凍る温度はマイナス8度ということが分かってるので家の冷凍庫でも十分イケます。
アニサキスは1度完全に凍れば絶対に復活しないので安心してくださいね。
新鮮なうちに内臓を取る
自分で釣った魚などではこれも重要なことです。
アニサキスは魚が生きている時は内臓にいることが多いんですけど、釣られて時間が経つと筋肉の方まで移動してきます。(筋肉は私たちが食べる身の部分ですね)
だから移動してくる前に取っちゃう!
釣ったらすぐに頭と内臓を取り除き、しっかりクーラーボックスなどで冷やして持ち帰るようにしましょうね。
まとめ
アニサキスめっちゃ怖いですよね。
ちなみにアニサキスでは下痢はないので普通の食中毒とは違うってすぐ分かるみたいです。
ただ効く薬がなくて物理的に取らないといけないって言うのが物騒すぎて、できればかかりたくないなって思っちゃいました(笑)
お刺身で魚介類を食べるならかかる可能性は誰にでもあるのでそこは悩ましいところ。
私はお刺身大好きなのでアニサキスに注意しつつこれからも食べますけどね!
ちなみにアニサキスは目で見える大きさなので見つけたら取っちゃえば大丈夫ですよ。
その後食べる気になるかどうかは別ですけど(笑)