北朝鮮との緊迫感が増していく中でまたまた心配なニュースが。
広島の上空で米軍戦闘機が「フレア」と見られる光の球を十数回にわたって発射したのが住民に目撃されたそうです。
なんと防衛省には知らされていなかったようで、事実関係は未だ確認中とのこと。
日本の防衛がアメリカ頼みなのは仕方ないとして、訓練をするのであれば事前に知らせてほしいですよね。
仮にも軍事兵器の訓練ですから、住んでいるところの真上で通告もなしにそんなことされたら気分は良くないしビックリしてしまいます。
何より日本とアメリカの連携が取れていないのではという心配もされますよね。
米軍戦闘機が発射したとみられるフレアとは一体どんなものなんでしょうか?
今回の発射で周辺に影響や安全性の問題がないのかも調べてみました。
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米軍戦闘機が発射したフレアとは何?
米軍戦闘機が広島上空でフレアを放つ!
防衛省は把握しておらず米軍に問い合わせ中。
確か、日本を守るんですよネ? pic.twitter.com/EdivTJFbYm— セージ (@sage_hmmar) 2017年10月16日
フレアとは兵器の一種で赤外線ホーミング誘導ミサイルを回避するためのものです。
赤外線ホーミングミサイルは目標物から帰ってくる光をセンサーで検知して目標の位置を認識するミサイルなんですね。
そこにあえてフレアを発射することによって熱と赤外線を出して目標物を誤認させる目的の兵器です。
簡単に言えばおとりですね。
特にフレアは上空で一時的に熱を発した後に燃え尽きてくれるので使い捨てで地上に影響が少ないと言われています。
材料はマグネシウムなどの酸化しやすい金属の粉末です。
さらに航空機のエンジンが動いているように見せかけるためにテフロンやアンモニウムなどの添加剤も入っています。
センサーがフレアのことを戦闘機と誤認するように工夫が施されているというわけですね。
フレアがどんなものかは分かったけど、これが住宅地の上空で発射されたことで住民に影響や安全性の問題はないのか心配になりますよね。
その辺も調べてみました。
フレアが発射されたことの影響や安全性の問題はないのか?
米軍戦闘機の火の玉の正体はフレアという熱源体追尾ミサイル用火炎弾の可能性
マクロス等でおなじみのやつ#グッドモーニング pic.twitter.com/T9hRiCDBHX
— ガッテム竹内(元ハガキ職人) (@GTT214) 2017年10月16日
米軍戦闘機がフレアを発射したのは複数の住民に目撃されていて映像も残っているので見間違いとは考えられません。
岩本さんによりますと、戦闘機と見られる機体は月に数回程度、上空を飛行していますが、今回はこれまでより高度が低く、火の玉のようなものを見たのは、およそ20年前に目撃して以来だということです。
岩本さんは「火の玉が発射された時には、地面に火が燃え移るのではと不安になった。今回のように不安を感じる訓練はしてほしくない」と話していました。
引用:NHK NEWSWEB
今までにも飛行機が飛んでいるのを見たことがある住民の方が「いつもより高度が低かった」「地面に火が燃え移らないか不安になった」と言うんですから相当なことだと思います。
通常フレアは上空で燃え尽きてしまうので地上に影響や安全性の問題はないそうです。
そうであれば今回は一安心と言えますが、通告なしに訓練が行われたり訓練の方法によっては別の問題も考えられます。
専門家によると映像を見る限り、急激に高度を下げた後にフレアを放出しているそうです。
これが何を意味するかと言うと、地上の目標に爆弾を投下した後にそこからの反撃をかわす訓練なんだとか。
より実戦を意識した訓練と言えるらしいです。
北朝鮮への攻撃を意識しているんでしょうか?
訓練の連絡もしてくれないで、アメリカが日本に連絡もなしに北朝鮮を攻撃しないか不安になってしまいます。
まさかそんなことは無いでしょうが・・・。
選挙でバタバタしている間に変なことにならないように祈るばかりです。
まとめ
米軍機が放出したとされるフレアが直接的には周辺住民の方には影響がないと分かって一安心です。
でも本当に政府にはしっかりしてもらいたいですね。
いくら同盟関係とはいえ、勝手に日本の上で訓練するなんてありえないと思います。
米軍がアメリカでするときだっておそらく住民には一言あるはずですから。
では今回のまとめです。
・フレアはミサイルの目標を誤認させるための「おとり」のような兵器
・上空で燃え尽きるため通常は地上に影響することは無い
日本は米軍に助けてもらわなければならないのは事実かもしれないけれど、日本政府には毅然とした態度でアメリカと対等に話をしてほしいです。
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