歌舞伎役者の中村獅童さんが公表したことで注目を集めている「肺線がん」。
現在の日本では男性の死亡原因の1位、女性の死亡原因の2位が肺がんなんです。
肺がんの原因として1番に思い浮かぶのがタバコですが、実は肺線がんに関してはタバコは関係ないと言われているんです!
では肺線がんの原因とはいったい何なのでしょうか?
タバコを吸わない女性の方こそ今回の記事を読んでおくことをオススメします。
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肺線がんの原因は?タバコを吸わなくても発症する!
肺がんにはタバコが関係するタイプと関係しないタイプの2つがあります。
その中でも肺線がんはタバコを吸っているかどうかに関係なくかかるがんです。
日本人には肺線がんが多いと言われていて、肺がんのうち半分以上がこの肺線がんなんです。
近年は禁煙化が進んでいてタバコを吸う人は減っているはずなのに肺がんが減らないのはこれが理由なんですね。
だから「わたしはタバコを吸っていないから肺がんにはならない」と決め付けるのはあまり良くないことと言えます。
では肺線がんの原因は何なのでしょうか?
最近の研究では女性ホルモンのエストロゲンが関係していることが明らかになってきています。
生理になったのが早い人(生理の期間が人生のうち長い人)やエストロゲンを補うような治療を受けた人に肺線がんの発症率が高いことも以前から指摘されているんです。
男性より女性の方がかかる可能性が高い!
エストロゲンが関わっていることから肺線がんは女性に多いがんです。
男女別で見ると肺がんのうち肺線がんになる割合は男性が4割、女性は7割となっています。
これを見るといかに女性に肺線がんが多いか分かりますよね。
女性はタバコを吸っている人も男性に比べたら少ないのでタバコが主な原因では無いことも分かる数字になってます。
肺線がんにはなりたくないですがこれと言った決定的な予防法はわかっていません。
できることと言えば
・タバコを吸わない
・大豆製品を積極的に食べる
・なるべく空気の汚い場所は避ける
ということになります。
肺線がんになるべくかからないようにするには?
肺線がんがいくらタバコとは関係が薄いと言ってもまったくの無関係ではありません。
なのでまず第一にタバコを吸わないことが原因を潰していく一歩になります。
また大豆製品にはイソフラボンが含まれていることで有名ですよね。
イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするので肺線がんには良くないように思っちゃいますが、国立がん研究センターの調査でイソフラボンを多く摂った方が肺がん全体のリスクが少なくなるとの結果が出ています。
毎日積極的に食べた方がいいですね!
さらに有害物質の含まれた空気も原因の1つであるとされているので、なるべく排気ガスが多い幹線道路や受動喫煙は避けるべきです
また近年は中国からの黄砂やPM2.5もたくさん飛来していますね。
天気予報の黄砂情報やPM2.5の情報を活用して多い日に外出する場合はマスクをつける、部屋では空気清浄機を利用するなどの対策もしていった方が良さそうです。
肺線がんを早期発見するためには?
肺線がんは初期だとほとんど自覚症状が無く、初期の段階で自分で気づくことはかなり難しいです。
そのため定期的な健康診断が重要です!
中村獅童さんも毎年定期的に受けている人間ドッグでたまたま見つかったとのことです。
通常肺がんのための検診は毎年か2年に1回を勧められることが多いです。
ただし本当に運もあって検査の時は見つからなかったのに、そのほんの少し後になっておかしいと気づいてがんと分かったということがあるのも事実です。
最近では北斗晶さんがその例ですね。
北斗さんは毎年秋頃に欠かさず乳がん検診を受けていて検査では異常なし。
それが年が明けてすぐ異常に気づき病院に行ったら乳がんである、しかも脇に転移した状態だったと話されてます。
北斗さんの場合は進行が早かったのも関係しているようですが、このように検診を受けていても分からなかったと言うことは有り得るんですよね。
でもやはり検査が重要であることは事実。
検査しなければ早期発見する可能性はゼロに等しいですからね。
まずはX線検査か胸部CTを定期的に受けるのが良いと思います。
それでもし疑いがあるのであれば納得いく説明をしてくれる病院でさらに検査するべきです。
しっかりと説明してくれる病院、納得できる方法を提案してくれる病院を見つけておくのも必要ですね。
まとめ
できればかかりたくないですが、がんは日本人の死因第1位の病気です。
知識を持っておくことはとっても大切なので若いうちから情報を集めておくべきですよ!
なるべく新しい情報、信頼できる所の情報を見るようにしましょうね(^^)
わたしもまだまだ病気とは無縁な年齢だと思ってましたが、ちゃんと考えるようにしないと!