水爆とは原爆とどう違う?わかりやすく解説!北朝鮮が水爆を持つ意味

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ニュースのイメージ画像


北朝鮮が8月29日にミサイル発射をしてからまだ数日の9月3日。 

今度は6回目の核実験を強行しました。 


なんと金正恩政権になってから4回目の核実験となり、これは北朝鮮としても異常なペースだと専門家は語っています。 


ミサイル発射もとうてい容認できることではないけれど核実験となるとさらに脅威が増す感じもしますよね。 


今回の実験で北朝鮮は「ICBMに搭載可能な水爆実験に成功した」と発表しています。 

水爆?って何って私は思ったんですけど。 


核実験って言ってるからてっきり原爆かなって思ってたら北朝鮮が今回実験したのは「水爆」です。 


水爆とは一体どういうものなのか、原爆とは何が違うのか分かりやすく解説します! 



水爆とはどんなもの?わかりやすく解説!




水爆とは水素爆弾のことです。 

水爆は核融合してできた物質のエネルギーを利用して爆発を起こすしくみです。 


核融合には重水素やトリチウムが使われることが多いですが、これらを核融合させるにはかなりの高温が必要です。 

そのため水爆のスイッチとして原爆が必要になります。 


かんたんに水爆構造を解説すると、原爆を中心にまわりを重水素で包みこむ形です。 

中心で原爆を爆発させ、その熱で重水素が核融合を起こしてさらに大きい爆発を起こすって感じですね。 


水爆が原爆とは別物ってなんとなく分かると思います。 

けれど水爆と原爆の違いを知るともっとよく分かりますよ。 


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水爆と原爆はしくみも威力も違いすぎる!




さっき説明したように水爆は核融合を利用して爆発させるしくみです。 

一方で原爆は核分裂を利用したしくみなので似てるようで違います。 


でもそのしくみの違いは威力に現れるんです! 


原爆は作れる大きさに限界があると言われています。 

威力を上げたいからってあんまり大きくしようとすると自然に起爆してしまうんですね。 
(宇宙線などの中性子で核分裂のスイッチが入ってしまう) 

または核分裂の連鎖が途中で止まったりしてすべての材料を上手く爆発させられないという問題点もあります。 


だからある程度の威力しか出せないんですね。 


そこで原爆よりも大きな威力を求めて作られたのが水爆なんです。 

その理由は水爆には原爆のような制限が無く、理論的にはどこまでも大きな威力を得られるから。 


今までに最大と言われている旧ソ連の「ツァーリ・ボンバ」という水爆は広島に投下された原爆の約3300倍の威力と言われています! 


とてもじゃないけど想像できないですよね。 

それを仮に当てはめたのが上のツイートの画像なんですよ。 


ツァーリ・ボンバが都心に落ちたら23区はほぼ消滅、横浜や相模原、千葉の茂原あたり、茨木もつくばあたり、埼玉も春日部や幸手付近まで壊滅状態らしいです・・・。 


ヤバすぎる水爆。 


字ヅラから行くと水爆って水って書くから水素ってイメージ沸かないです。 

でも理科の実験を思い出すと水素ってちょっとでも爆発しましたよね? 


あなたもやったことあるはず。 


それが爆弾になったらって考えたらある程度でもヤバそうって私でもイメージできました。 


しかも水爆も爆発する時にすごい量の放射性物質をまき散らすそうです。 

原爆よりも威力がある上に放射性物質までケタ違いの量を拡散させる水爆はかなりタチが悪いんです。 


まとめ

水爆ってどんなものなのか私もよく分かってなかったので、調べたら超ヤバかった! 

北朝鮮が短期間にミサイル発射や核実験をしているので本当に戦争になるんじゃないかと怖いです。 


しかも今回の水爆実験ではICBMに積むことができる「弾頭」にできると北朝鮮が発表しました。 

これって「ウチ、アメリカまで届くミサイルに核弾頭積めるからね」

って言ってるのと同じですよ。 


もう戦争まっしぐらかもしれません・・・。 


では今回のまとめです。 

・水爆とは核融合を利用した水素爆弾のこと 

・原爆は威力に限界があるが水爆には限界が無い 

・世界最大の水爆は広島の原爆の3300倍の威力 



ますます北朝鮮が怖くなりました。 

なんとか戦争だけは避けてほしいです。 



ミサイルが落ちただけでもかなりの威力なんです!詳しくはこちらの記事を見て!
>>>弾道ミサイルの威力は半径何キロ?身近なものに例えてイメージ!





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