おもしろ荘から大ブレイクし、今やCMでも見かけるほど人気のひょっこりはん。
ひょっこりはんのネタに欠かせないのがやっぱりあの耳に残るBGMですよね。
しかしあの曲、実はフリー素材ではなくしっかりとした著作権に則って使用すべき曲だったのです。
しかも元ネタの権利者の方の申し入れに答えなかったために、今回権利者の方のサイトで著作権侵害を公表されるに至りました。
今回は元ネタ原曲の曲名情報と、ひょっこりはんが抗議を受けることになった経緯をまとめたいと思います。
また私たちも気をつけるべき著作権のポイントをまとめましたよ!
身近に起こりうる問題なのでしっかり意識を高めましょう^^
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ひょっこりはんのBGM元ネタ原曲の曲名は?誰の曲なの?
ひょっこりはんがネタで使っているBGMの原曲曲名は「sonorously box」というものです。
この曲は音楽素材サイトMusMus(ムズムズ)というサイトで公開されています。
MusMusで公開されている音楽素材は利用規約の範囲内であれば誰でも無料で自由に使えるとサイトに明記されていますよ。
ひょっこりはんの使っていた「sonorously box」はMusMusの管理人であるwatsonさんが作曲、演奏、録音したものとなっています。
ここまで見ると「誰でも無料で自由に使える素材」だったらなんで著作権侵害になったの?って思いますよね。
ひょっこりはんがMusMusで抗議されるに至ったのにはこのような経緯がありました。
ひょっこりはんは著作権侵害?元ネタ作曲者から抗議までの経緯
ひょっこりはん って利用規約無視してフリー音源使った挙句フリー音源を有料で売りつけるとかいう…。
ひょっこり鬼畜wwwwwwwwwwひょっこりを許してはいけない|?’-‘?)? ?ヒョッコリハン pic.twitter.com/Q2BJFtjUlo
— よっき (@yokki3392) 2018年5月31日
ひょっこりはんのネタに使われている「sonorously box」はMusMusの利用規約に沿って使用すれば問題はなかったと思われます。
MusMusの管理人で著作者のwatsonさんは、この曲に限らず「公開している素材の著作権は放棄しない」とサイトに明記し、利用する際の規約を明示しています。
しかしひょっこりはん側が以下の規約を守っていないことが判明したそうです。
- 著作権表記をしていない
- 著作権表記をしない場合の利用料を支払っていない
- 他の企業などに「フリー音源」として二次配布を行った
引用:MusMus
moraやレコチョクで配信されているものも許可していないし連絡も無く、報酬も受け取ってはいないと主張されています。
著作者のwatsonさんが利用規約の違反に気づいたのは2018年4月初旬のCM動画で、ここで元ネタ曲が二次配布されて要ることが判明。
その後、ひょっこりはん側とコンタクトを取り、後追いでも規約を守ればOKという連絡をしたそうです。
しかし5月末になって元ネタ原曲が改変されて販売されていることが分かり、抗議と販売停止を依頼。
それから1週間何も進展が無いため、著作権侵害について抗議していることを公開なさったそうです。
あくまで著作者のwatsonさん側だけの意見ですが、これが今回の騒動の経緯です。
ひょっこりはん側はまず速やかに連絡を取り、話し合いをすべきだと思います。
このようにネット社会になってから著作権に関する問題は増えています。
私たちも他人事ではないんですね。
フリー素材はとても便利ですし、私もありがたく使わせていただいています。
でもフリー素材を言えどもしっかり著作者の権利を侵害しないように、規約があればそこに沿って使用することが大切です。
では最後にフリー素材を使う上で注意すべきことをまとめますね!
ネット上のフリー素材を著作権の侵害なく使用するためのポイント
ひょっこりはんの著作権侵害の件、確認してみたんだけどこれは完全にアウト…
他の素材とかもフリー素材だったりするからもしかしたらmusmusさんのところ以外にも著作権侵害してるのがあるかもね然るべき対応がなされることを祈っています。https://t.co/CsbtfFJazT
— はぶけん (@have_sword_KEN) 2018年5月31日
フリー素材として公開されているもの(画像、曲など)は何でも自由にしていいわけではありません。
作った人が著作権を放棄しているなら話は別ですが、フリー素材でもほとんどが著作権は著作者にあります。
だから使わせてもらう側もしっかり規約やマナーを守るのが重要です。
確認すべきポイントをいくつかご紹介しますね。
個人利用か商用利用か
フリー素材の中には「商用利用が禁止」されているものもあります。
商用利用とは収益を得る目的の場所で使うこととイメージすればOKです。
なので商用利用禁止の素材は、個人でもブログなどの収益を得る場面で使うのは止めた方がいいですね。
分からない場合は必ず問い合わせをしましょう。
素材の改変はどこまで可能か
まったくいじることがNGの場合もありますし、規約でどこまでの改変はOKか明記されていますので必ずチェックしましょう。
フリー素材を公開しているサイトによってどこまでOKかはさまざまなので、使いたい素材のサイトごとに確認することが大切です。
クレジット表記は必要か
フリー素材の中にはクレジット表記(著作者の名前やサイト名、曲名などを表示すること)が必須な場合があります。
逆にクレジット表記不要のサイトもあります。
これも公開している人によって違うので確認が必要です。
フリー素材も著作物であることをまず認識するのが重要ですね。
最近ではウェブ上にある画像などは何でも勝手に使っていいと思っている方もいるようですが、それは間違いです。
誰にでも身近に起こりうることなので、著作権については知っておく必要がありますよ。
今回のまとめ
- ひょっこりはんのネタ曲名は「sonorously box」
- 音楽素材サイト「MusMus(ムズムズ)」の管理人watsonさんが作曲、演奏、録音している
- ひょっこりはん側に規約違反があり、話し合えなかったためwataonさんは著作権侵害を公表した
- ひょっこりはん側のコメントはまだない模様(2018年6月1日AM3:00現在)
まだwatosonさん側の意見しか私たちは見れていないのですが、ひょっこりはん側も速やかに連絡した方がいいですよね。
何か食い違いがあるのであれば解決できるといいのですが・・・個人的にはちょっとひょっこりはん側に落ち度がありそうに感じました。
うまく話し合えていればお互いwin-winになれることだと思うので、いい方向に解決に向かうといいなと思います。
私たちも著作権についての意識を高めて、権利者にしっかりリターンがいくような世の中にしたいですね!