結び前や結びの一番を合わせる立行司、40代式守伊之助が処分で休場(出場停止)になり、立行司の2人が不在の2018年初場所がついに始まりました。
立行司が不在ということはこれまでの歴史から見てもあまり例のないことのようですね。
そうなると横綱戦である結び前、結びの一番を合わせる行司は誰になるんでしょうか?
また40代式守伊之助は辞表も提出しているということで、後の伊之助襲名はどうなるのか調べてまとめてみました。
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式守伊之助の休場(出場停止)で代役を務めたのは式守勘太夫
式守勘太夫さんの装束は、稀勢の里関から送られたもので、文字は勘太夫さんが描いたとのこと!そこまで解説してくれないとなかなか解らないので良かった! pic.twitter.com/9FZCKyPfFg
— みんとづう@初場所へ!日馬ロス(T.T) (@sumoharum) 2017年11月13日
40代式守伊之助が騒動で休場(出場停止)となり立行司が不在となってしまった2018年初場所。
横綱が取り組みをする結びの一番や結び前は立行司が合わせるのが通例となっていますが、現在は木村庄之助も2年以上空位なんですね。
では2018年初場所の初日、結び前と結びの一番を合わせた行司は誰だったんでしょうか。
それが上の写真の方、式守勘太夫(しきもり・かんだゆう/11代)です。
式守勘太夫(11代)の経歴・プロフィール
生年月日:1959年9月22日(58歳)
出身地:島根県出雲市
階級:三役格行司(2013年5月~)
所属:高田川部屋
引用:Wikipedia
式守勘太夫は立行司に次ぐ階級である「三役格行司(さんやくかくぎょうじ)」の1人です。
2018年1月現在で三役格行司は4人いて、式守勘太夫が4人の中でもっとも三役格行司歴が長いために代役に抜擢されたのだと思われます。
基本的に行司の格付けは年功序列と言われていますから順当ですね。
初場所中の結びは千秋楽までこの式守勘太夫が裁くことが発表されています。
それにしても初日を私もテレビで見ていたのですが、式守勘太夫はあきらかに緊張されてましたね。
見ていた私まで緊張してしまいましたよ(笑)
それもあってか稀勢の里と貴景勝の取り組みでは物言いが付く事態に。
審議の結果、行司差し違えとなってしまいましたね。
後に式守勘太夫も振り返り「横綱のヒジが先に付いたのが見えたが体勢のことがよぎって」と言ってました。
私も家族と見ていて「あれはどうかな」「死に体な感じもする」と話してましたから。
失敗してはいけないという気持ちが逆に考えすぎとなってしまった感じがしますね。
2日目の稀勢の里と北勝富士の取り組みも軍配がワンテンポ遅かったように見えました。
審判部の親方がかなり先に手を挙げてました。
それだけ心の準備が整っていない中で伊之助休場の代役をしなければならないプレッシャーは大きいのだと思います。
注目も集まっていて疲労も相当だと思いますが、なんとかがんばって欲しいなと思いますね。
式守伊之助が引退したら次は誰が伊之助になるの?
40代式守伊之助は現在3場所出場停止になっています。
伊之助自身も辞職願を提出していますが、相撲協会預かりになっており進退はまだ確定していませんね。
相撲協会がどんな考えで進退を保留させているのか分かりませんが、保留しているということは個人的に出場停止後に復帰させたいのではないかなと思うんです。
40代伊之助が木村庄之助に昇格しなかった原因は差し違えの多さとも言われていますが、後進が育っていないのも一因と言われています。
このまま伊之助が辞めることになると困ると思っているから保留にしてると思います。
3場所休場後に辞職願受理とかしたら晒されただけになっちゃう気がして、確かに悪いことをしたかもしれないけどそれは可哀想な気がするんですよね。
保留する意味がないと言うか・・・。
相撲協会の意図はわからないですけれどね。
万が一伊之助が辞めるとなると次に式守伊之助に昇格するのは序列的には現在の11代・式守勘太夫です。
そうなると伊之助から木村庄之助に昇格するのもすぐと言うわけにはいかないでしょうから、また当分は1人で立行司のプレッシャーを背負っていかなければならなくなってしまいます。
ちなみに行司の昇格は絶対に年功序列でなければいけないわけではなく、過去に後輩が先に昇進した例もあります。
この辺り、行司の人事に関しても相撲協会の力量が問われますね。
今回のまとめ
私も何年もバレーボールの審判をした経験がありますが、審判って文句を言われることも多いしかなりメンタルがやられるんですよね。
自信を持って笛が吹けるようになるまでにはやっぱり時間がかかります。
相撲の行司を一緒にはできないかもしれないけれど、「差し違えは切腹(するくらい重大)」というくらい責任の重い行司はやっぱり大変だろうと心から思いましたね。
行司の育成システムも転換期なのかもしれません。
相撲協会は本当に岐路に立たされていると感じました。
では今回のまとめです。
・2018年初場所で式守伊之助の代役をしているのは11代・式守勘太夫
式守勘太夫はプレッシャーで大変でしょうが後のためにもぜひがんばっていただきたいですね。