近年マダニが話題になっていますよね。
ヒアリと違って昔から日本にはいたはずなのになぜこんなに騒がれるの?って不思議に思う方もいるかもしれません。
でもこちらも聞いたことはありませんか?
マダニに噛まれたことによる感染症で亡くなる方のニュースです。
それも昔からじゃないの?と思うかもしれませんが違うんです!
最近のマダニによる感染症は新しいウイルスによるものなのです。
だから昔より一層、マダニに注意しなければならないわけです。
ではもしマダニに噛まれたらどうしたらいいのか、正しい取り方や処置方法について解説していきますね!
もし噛まれているのを見つけても慌てて払い落としたりむしり取ったりしないでくださいよ!
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山などのレジャーから帰ったらすぐ確認!マダニに噛まれやすい場所
【動画 都市部にもマダニ】致死率の高い感染症を媒介するマダニ。本来は野山にいますが都市部にもいるという投稿が寄せられた。マダニ研究のスペシャリストと市街地の緑地でマダニを調査。クロ現+特設サイト、随時更新。https://t.co/4dAJ4PySsO #マダニ #クロ現プラス pic.twitter.com/ngrFGekoy2
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年8月12日
マダニの仲間は日本に50種類程度いることが確認されていて、日本中どこにでもいると思っていていいです。
そして1番気をつけなければならないのが夏のレジャーシーズン。
この時期はマダニの活動も活発になっています。
人間が山や川などのアウトドアに出かけることも多いし、暑いため薄着になるのでマダニに噛まれる確率が高くなるんです。
マダニの活動が活発な時期は4月から11月ごろと言われてます。
かと言って冬にまったく活動しないわけではないので1年中注意は必要です。
マダニはどんな場所にいるのかというと草むらですね。
山だけじゃありませんよ!
公園や田んぼのあぜ道、家の庭にだっている可能性があるんです。
意外ですよね!?
確かに獣にくっついていることも多いので山は特に多いですが、日常生活の近くにもマダニがいると言うことを知っておくのはとても大切ですよ。
レジャーでテンションが上がってもガッサガッサ草むらをかき分けるようなことはやめた方が良いですね。
そのため山や川のレジャー、キャンプなどそれから草むらに入って作業した後はマダニに噛まれていないか体をチェックしましょう!
マダニは皮膚の柔らかい所を好んで取り付きます。
例えば・・
・膝の裏
・内もも
・陰部
イヤ~な所に噛み付くんです。
私がテレビで見たマダニの研究者の方は陰部を噛まれたと言ってましたね(^^;)
足などから上がって来てわざわざ柔らかい所まで行って噛み付くそうですよ。
絶対そこを噛むわけではないですが、皮膚の柔らかい所を重点的に体全体をマダニが付いていないかチェックしましょう。
なぜマダニに噛まれてないかチェックするの?
マダニSFTS患者、福井でも確認 https://t.co/UyBgYhTZSF @fukuinpmediaさんから
— 100万回生きた 中野 光 (@hikaru627siira) 2017年8月3日
マダニがSFTSウイルスという新しいウイルスを持っていることが2011年に中国で初めて分かったからです。
その後日本でも少なくとも2005年以降、SFTSウイルスに感染した人がいたことが2013年になって分かったんです。
正確に言うと日本のSFTSウイルスは昔からいたようなんですが、2013年になり初めて存在が確認されたと言えます。
だから今まで原因不明で亡くなる人の中にはマダニによるSFTSウイルス感染があったかもしれないですよね。
SFTSウイルスに感染すると「重症熱性血小板減少症候群」という感染症を起こすことがあります。
有効な薬やワクチンが無く、致死率は10~30%と言われています。
マダニが持っているSFTSウイルスが原因で感染症を起こすと分かっただけでもスゴイことです。
予防できるようになったんですからね(^^)
マダニに噛まれたら絶対SFTSウイルスに感染してしまうわけではないのでそこは安心してください。
マダニのSFTSウイルス保有率は種類や季節にもよりますが数%だそうなので。
でも万が一ということもあるし、噛まれたらやはり痛みやかゆみ、腫れなど不快な症状も出ます。
山や川にレジャーに行った後、草むらに入った後はマダニが付いていないかチェックすることをオススメしますよ。
マダニに噛まれたら慌てて払い落とさない!正しい取り方
マダニはじゅうたんや布団にいるコナダニやチリダニなどの見えるか見えないかぐらいの大きさではありません。
吸血する前でも3~4mmと余裕で目視できる大きさです。
そのため体に付いているのを見つけちゃうと「ヤバイ!」とか「キモい!」と焦ってしまいがち。
でもそこで無理やり払い落としたりむしり取ることは絶対NGです!
マダニは大きいし気持ち悪いので早く取りたい気持ちは分かりますが、無理やり取るとマダニの口部分が皮膚に残ってしまうんですね。
そうなると感染症の原因になったり、そこから化膿したりすることがあり手術で取らないといけなくなることもあります。
取り方もネットではいろいろ紹介されていますが1番いいのは病院に行って取ってもらうことです。
皮膚科に行けばOKですよ!
現在はマダニの感染症も知られてきているので病院に行っておけば万が一に備えて注意すべきこと、緊急の時の方法も教えてもらえると思います。
私たちの方からも積極的に聞いていくといいでしょう。
マダニのSFTSウイルスは潜伏期間が6~14日と言われています。
念のためその期間+数日は風邪のような症状や発熱などに注意しておきましょう(^^)
まとめ
日本でのSFTSは国内で初めて感染が判明した2013年から2017年7月26日までに280人の発症例があり、そのうち58人が亡くなっています。
致死率は21%に上っています。
そう考えると感染した場合の亡くなる可能性ってけっこう高いなって思いますよね。
やっぱりたかがマダニと思わずに知識は必要です。
では今回のまとめです!
・マダニは山だけじゃなく草むらならどこにでもいる!
・山や川のレジャー、草むら作業の後は必ずマダニチェック!
・キモいけど慌てて取らないこと!必ず皮膚科で取ってもらおう
マダニはやっぱり大きくて気持ち悪いし噛まれないことが1番ですね。
噛まれないための予防法はこちらの記事で確認してね!
>>>マダニの予防で大切なのは服装!虫よけスプレーも併用しよう