今回のEUとのEPA(経済連携協定)交渉でソフトチーズと呼ばれる一部のチーズとハードチーズの関税が段階的に引き下げ、16年目に無税になることが合意されました。
噛み砕いて言うと、チーズをEU諸国から輸入する時に輸入した人が支払う税金が安くなる(そして段階的に無くなる)ということです。
だから関税が安くなれば私たち消費者もEU産チーズを安く買うことができるというわけです!
「ソフトチーズ」類だけはたくさん輸入されてしまうと日本のチーズ産業にもライバルになりかねないので、枠を設けて制限内の量だけ優遇ということになったみたいです。
ソフトチーズとはどんな種類のチーズのことなのかまとめてみましたよ!
この中からどれかが輸入枠の対象になり、安く買えるようになるということですね。
あなたがよく食べるチーズは果たして安く買えるようになるのかチェックしてみましょう♪
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ソフトチーズとはどんな種類?人気の種類が安くなるかも!
今のところ報道されている低関税枠の対象になるチーズは「カマンベールなどソフトチーズを中心とした一部品目」ということです。
日本でチーズと言えば6Pチーズとかベビーチーズといったプロセスチーズばっかりだから、ソフトチーズと言われても具体的にどの種類のことなのかピンと来ませんでした。
というわけでソフトチーズに分類されるチーズをまとめてみました~!
フレッシュチーズ
熟成されていないまたはごく短期間の熟成だけのチーズ。さっぱりとした味わいが特徴。
カッテージチーズ、クリームチーズ、マスカルポーネチーズ、モッツァレラチーズ、リコッタチーズなど。
誰もが食べやすいフレッシュチーズは最近日本でも知られるようになった種類が多いですね。
ティラミスの材料であるマスカルポーネ、ピザやサラダにのせるモッツァレラ、billsという人気店で話題になったパンケーキに使われているリコッタは特に最近人気のチーズですよね。
フレッシュチーズはそのまま買って食べるよりも加工品やお菓子の材料で多く使われるものなので、もし安くなれば加工品の価格も下がってくれるかな~と期待しちゃいますね!
私は2年くらい前に流行った「桃モッツァレラ」いまだにハマッてて(笑)
モッツァレラよく買うんですけど量のわりにやっぱ高いですよね~!
同じ値段で量が増えたらうれしいかも♪
おうちでのパーティなんかにはけっこう使えるチーズが多いですね。
白かびチーズ
表面に白かびをつけて熟成させたチーズ。中はトロトロでクリーミーなのが特徴。
カマンベールチーズ、ブリーチーズなどが日本ではおなじみ。
日本で最も定着している白かびチーズがカマンベールですよね。
チーズの独特の風味も味わえるし、そこまでクセが強くないので日本人でも食べやすかったからだと思います。
中のトローリとした食感が何とも言えないおいしいチーズですよね!
私も大好きだけど、カマンベール以外の白かびチーズは日本ではあまりなじみがないですね。
白カビチーズを調べて名前を見ても知らないものばっかりでした。
今回の低関税枠で他の白かびチーズが安く輸入されるようになったら、もっといろんな種類のものが気軽に買えるようになるかもしれないので楽しみです!
まだ知らないおいしいチーズに出会えるかもしれません、う~んいいかも!
青かびチーズ
チーズの中から青かびで熟成するチーズで切り口がマーブル模様なのでおなじみ。独特の強烈な風味が特徴。
ゴルゴンゾーラ、ロックフォールなどが有名。
青かびチーズは日本人には強烈なので苦手な人も多いですが、ハマればクセになるおいしいチーズですね。
日本では少量を料理のポイントとして使うことが多いかもしれませんね。
なかなかそのままで食べる人は少ないかも。
もし安くなってもなかなか日本ではスタンダードにはならないんじゃないかな~と思います。
でも好きな人にとっては安くなってくれたらかなりうれしいんじゃないでしょうか。
ウォッシュチーズ
名前の通り熟成させる時に表面を塩水や酒で洗いながら作られたチーズ。香りが超強烈なのが特徴。
エポワス、ラングルなどが有名。
ウォッシュチーズも日本人にはあんまりなじみがないですよね。
でもチーズ好きが1番好きだというチーズはウォッシュタイプが多い気がしますね。
中身はトロッとしててマイルドでおいしいんですけど、とにかく外側の香りがスゴイ(笑)
「クセがすごいんじゃ~」(by千鳥)
でも中身だけ食べれば香りも気にならないし、同じ生産地のワインとすごく相性がいいのでワイン好きには特にオススメのチーズと言えると思います。
今回はワインの関税も撤廃されるし一緒に相乗効果で人気になる可能性もあると思いますね!
今後オシャレ女子会はワインとウォッシュチーズなんてのもいいかも!
シェーブルチーズ
ヤギのミルクから作られるチーズ。ヤギ特有の個性的な風味が特徴。
日本ではほとんとなじみのないチーズだと思います。
まずスーパーでは売ってないし、専門店や高級スーパーに行かないとなかなか買えないです。
シェーブルチーズは熟成方法がいろいろ違うのも特徴で、白かびのもあれば炭がついているもの、形もいろいろで見ていても楽しいと思います。
ヤギのミルクなのでクセが強いものもあるけど食べやすいものもありますね。
熟成の度合いで味わいも違うので楽しみの幅が広いのもシェーブルの良いところです♪
ソフトチーズと言われるとわかりにくいですが、日本でよく食べられているチーズもたくさんソフトチーズの仲間であったことが分かりましたね!
特にフレッシュチーズやカマンベールは大好きな人も多いから、この辺りのチーズが安くなってくれたら良いなと思います。
今のところ低関税枠が適用されるのがどのチーズなのか、具体的な種類の名前が報道されていません。
私の希望はやっぱりモッツァレラとかカマンベールが安くなってくれたらうれしいな~♪
ただ国内のチーズ産業への影響も心配する声があるのでどうなるか分かりませんね。
可能性としては・・・
・日本で消費量の多いチーズが対象になる
・日本のチーズ産業に影響の少ないチーズ(生産されてないものとか、日本で作れないチーズとか)が対象になる
という感じではないかな~と個人的には思います。
政府がどの方向を向いているのか、消費者なのか政治的なメリットをとるのかに寄りそうですね。
(急に政治の話に/笑)
ま、私はおいしいチーズが安く買えるようになるなら何でもうれしいです(^^)
人気の高いハードチーズも安くなる!
今回のEPAでハードチーズも今後関税引き下げ、16年目に撤廃になります。
ハードチーズについてもどんな種類なのかサラッとおさらいしときますね!
[セミハードチーズ]
弾力のある比較的硬めのチーズ。クセが無くて食べやすい。
ゴーダチーズ、サムソーなどが日本ではおなじみ。
[ハードチーズ]
熟成期間が長くてとても硬いが旨みが濃厚なのが特徴。
パルミジャーノ・レッジャーノ、チェダー、グリュイエール、エメンタール、ミモレット、ラクレットなど日本でも人気の高いチーズはハード系が多い。
こうして見てみると日本で人気で知名度も高いチーズはハード系に多いですね。
今はなんと29.8%も関税がかかっているので、15年後撤廃になったらかなり価格は安くなりそうです!!
ラクレットってハイジのチーズなんですけど、私、アレの専用ヒーターを買おうか一時期マジで悩んだことがありますね(笑)
今後ハードチーズが安くなったら本当にラクレットヒーター買うかもしれません。
その他安くなる可能性がある食べ物とは?
今回のEPA合意でチーズ以外にも安くなる可能性のある食べ物があるんですよ。
調べてみるとどれも安くなったら嬉しいものばかり!
・豚肉
・牛肉
・バター、脱脂粉乳
・ワイン
・パスタ
・菓子
豚肉、牛肉、バター、脱脂粉乳は国内産業保護のために制限のあるものになっているので、消費者にとって値下げはもしかしたら限定的かもしれません。
ただしワイン、パスタ、菓子に関してはほぼ10年で関税撤廃の方向です。
ワインは即時撤廃の予定なので1番早く消費者は値下げの恩恵がありそうですね!
個人的に嬉しいのはチョコレートですね~(^^)
今はEUからのチョコレートには10%の関税がかかっているのでけっこう大きいと思います。
ゴディバとかガレーなどのベルギーのチョコレートがちょっとお得になりそうなので嬉しいです。
まとめ
農業関係からは心配の声もあるみたいですが、消費者としてはおいしいものが安くなるなら単純にうれしい。
では今回のまとめです。
・EU産ソフトチーズの一部が安くなるかも!
・EU産ハードチーズも徐々に安くなる!
・EU産ワインやお菓子も徐々に安くなる!
チーズ大好きなMikaとしてはカマンベール、モッツァレラが安くなることを願ってます(^^)
そしたら桃モッツァレラもっとたべるぞ~!!