日本のスポーツ上層部はいったいどうなっているのでしょうか?今度は体操でパワハラ騒動が起こっていますね。
18歳の選手に公の場であそこまで言わせる協会とは何なのでしょうか?会見も見ましたが呆れたと言うのが感想です。
パワハラの張本人として選手から名指しされたのが、日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長です。
これだけ上層部にいるとなると気になるのは塚原千恵子強化本部長の経歴ですよね。
選手として、コーチとして実績が相当おありなのでしょうか?
また選手の会見で「私を朝日生命に入れる目的だったのでは」とも言われていますがこの朝日生命と塚原千恵子氏にどんな関係があって引き抜こうとしていたのか気になります。
今回は塚原千恵子氏について、
- 昔、選手だったのか、選手としての実績は?
- 朝日生命体操クラブとどんな関係があるのか?
について調査してまとめました。
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塚原千恵子氏に体操の選手の経歴はあるの?実績は?
日本体操協会の女帝、塚原千恵子・女子強化本部長 pic.twitter.com/3Hypdf1y8Y
— 久住敬吾 (@Keigo_Kusumi) 2018年8月29日
塚原千恵子氏は同じく体操選手だった塚原光男氏と結婚しました。旧姓は小田さんです。
小田千恵子で調べるとすぐ分かりますが、塚原千恵子氏も元体操選手ですね。
【塚原千恵子氏の体操選手としての実績】
1968年:メキシコオリンピック体操女子団体に出場→女子団体4位
2016年のリオオリンピックでは体操女子団体がメキシコオリンピック以来の団体4位となり賞賛されましたね。
実はそのメキシコオリンピックで団体4位だったのが塚原千恵子氏なんです。
当時のレベルなど細かい部分は比較しかねるところはあるにしろ、素晴らしい実績であることは確かです。
またオリンピック女子の監督の経歴もあり、実績は以下となっています。
夫の塚原光男氏の選手としての実績は?
1972年ミュンヘンオリンピック。
男子体操 種目別 鉄棒で金メダルに輝いた塚原光男選手の月面宙返り(ムーンサルト)
銀メダルに加藤沢男、銅メダルに笠松茂、4位に監物英三、5位に中山彰規が入り。
日本人が5位まで独占という空前絶後の快挙も成し遂げています?? pic.twitter.com/2e7jJWtDI9— ゆきちゃん (@marinamiries) 2016年12月26日
塚原千恵子氏の夫である光男氏はさらに選手としての実績があります。
【塚原光男氏の体操選手としての実績】
- 1968年メキシコ五輪、1972年ミュンヘン五輪、1976年モントリオール五輪で合計5個の金メダルを獲得
- 月面宙返り(ムーンサルト)をミュンヘン五輪の鉄棒下り技として世界で初めて編み出す(C難度)
- ツカハラ跳び(跳馬)を編み出す(D難度)
現在では白井健三選手の「シライ」という技が有名ですが、塚原光男氏も自身の名前が付く技を編み出しているスゴイ選手なんですね。
さらに5個の金メダルを獲得していることから実績は十分あり、体操協会の上層部にいることはなんらおかしくないです。
体操では塚原一家として有名!息子の直也氏も金メダリスト
シドニー体操団体で金メダルを撮った塚原直也選手、当時めちゃくちゃ昭和顔の印象があったけど、現在大人のお兄さん感がめちゃくちゃ良くて爆発した。 pic.twitter.com/geYDtvffYn
— alt (@alt_0803) 2017年10月28日
私は個人的には”塚原”と聞くと直也氏の名前が真っ先に浮かびましたね。子供のころ見ていたような記憶があったので。
塚原一家は有名な体操一家だったんですね。
直也さんと塚原千恵子さん、光男さんがやっとつながりました。
直也さんはアテネ五輪の団体総合で金メダルを獲得し、日本のオリンピック史上初の親子金メダリストです。
直也さんが体操を始めたのが1988年、朝日生命体操クラブでした。
塚原千恵子氏と朝日生命体操クラブの関係は?
もうすぐ「リオデジャネイロオリンピック」ですね。会社のすぐ裏に「朝日生命体操クラブ」があります。入口に「杉原愛子」選手の横断幕を発見!
応援するのが楽しみです(^_^)/ pic.twitter.com/wNZ2g3zy8m— 外壁塗装の花まるリフォーム (@hanamaruinfo) 2016年7月19日
朝日生命体操クラブのそもそもの発端は、朝日生命保険が地域密着型のスポーツクラブを作り子どもの健全育成と将来の選手の育成のために始めたものです。(創業90周年記念事業)
実は塚原千恵子氏は発足当初からのコーチです。おそらく元オリンピック選手で団体4位の経歴と実績を買われてのことでしょう。
だんだんクラブが大きくなり男子選手も入るようになって、夫の光男氏も指導者に就任しました。
分かりにくいのが現在、朝日生命体操クラブをネットで検索すると「塚原体操センター」とも書かれていること。
これを説明するとこのような理由があります。
経済の低迷で朝日生命体操クラブ存続が危ぶまれる
↓
受け皿として塚原夫妻が有限会社塚原体操センターを設立
↓
現在は塚原体操センターに朝日生命が協賛する形になって運営が続いている
現在は校長・総代を光男氏、副校長を千恵子氏、総監督・技術アドバイザーを直也氏が務めています。
これがTwitterなどで「朝日生命体操クラブを塚原一家が牛耳っている」と言われる原因だと思います。
しかし元々は千恵子氏が発足メンバーですし、これまで運営してきた実績はやはり事実です。
【朝日生命体操クラブの主な出身者】
- 塚原直也
- 中野大輔
- 内村航平
- 信田美帆(タレント:太陽とシスコムーン/T&Cボンバーでも活躍)
- 小菅麻里(元スポーツキャスターとしても活躍)
- 鶴見虹子
オリンピックで素晴らしい実績を出している選手もいますし、アジア大会などその他の海外の大会でも実績を残している選手が多い名門クラブあることは確かですね。
今回のまとめ
- 塚原千恵子氏は選手としてメキシコ五輪団体4位入賞の経歴がある
- 塚原千恵子氏と朝日生命体操クラブは発足からのコーチという関係
塚原千恵子氏は実績は十分あったはずなのにどこでズレが出てしまったんでしょうか?
夫の光男氏のインタビューも見ましたが「嘘を言っている」とかちょっとガッカリする発言もあり、年月が経つと自分が選手だったことの気持ちとかは忘れてしまうのかなと悲しくなりました。
訴えた選手のコーチに暴力が過去あったことは事実のようです。個人的には選手が受け入れていても暴力は他の選手のためにも認めてはいけないと思います。
そこは毅然として対応してよかったのに、なんだかそれを利用するような意図が透けて見えるのが何とも・・・。
何が事実なのかはまだ分からない部分もありますが、塚原千恵子本部長にはこれまでの経歴を活かしてしっかり対応してほしいなと思います。