東京国際大学が2大会ぶり2回目の箱根駅伝出場を決めました。
予選会のメンバーにはなんと”30歳の1年生”がいたんです。
その選手は渡辺和也さん。
なぜ30歳の渡辺和也さんが大学生となり陸上を続けているのか、今回はその理由や経緯をご紹介したいと思います!
努力するのに年齢は関係ないということをその背中から学べました(^^)
クリックすると好きなところから読めます♪
渡辺和也(東京国際大学)のプロフィール!陸上の経歴がスゴイ!
【箱根へ 30歳の1年生が貢献】箱根駅伝予選会で東京国際大がギリギリの10位に入り、2大会ぶり2度目の本戦出場。30歳の1年生として話題になった、元日清食品グループの渡辺和也も出場権獲得に貢献した。 https://t.co/2eYg4P20y3
— Yahoo!ニュース 速報や地震情報も (@YahooNewsTopics) 2017年10月14日
生年月日:1987年7月7日(30歳)
出身地:兵庫県西宮市
出身高校:報徳学園
実業団経歴:山陽特殊製鋼→四国電力→日清食品グループ
記録:1500m日本歴代2位 3分38秒11(2008年5月)、日本陸上競技選手権大会5000m優勝(2011)、世界陸上大邱大会5000m代表
引用:Wikipedia
渡辺和也選手は高校時代から実力派の選手として全国高校駅伝では報徳学園の4位入賞に貢献。
実業団1年目にも関西実業団駅伝で山陽特殊製鋼の優勝に貢献するなど注目されていました。
個人でも中距離、長距離で輝かしい成績を残していて全国的にも有名な選手なんですよ。
てか東京国際大の30歳のオールドルーキーって渡辺和也やったんか
山陽特殊製鋼で中距離ランナーやってた人やん— たっちん (@tattin1107) 2017年10月14日
渡辺和也って報徳にいた人か!!すごいなー
— きゃらたゆ (@karatayu) 2017年10月14日
そんな実業団でも活躍していた渡辺和也さんが現在なぜ大学生になっているのか?
その経緯を調べてみました。
日清食品を”戦力外”指導者を模索して東京国際大学へ
Retweeted 渡邊和也 (@kazuosandes):
忘れてた pic.twitter.com/eWlYnW33UY https://t.co/kqIZYObgME
— アラスカ (@sdr6944) 2018年1月3日
【右側が渡辺さん】
”日清食品を事実上の“戦力外”となり、指導者への道を模索するため、大学入学を決めた。”
引用:デイリースポーツ
と報じられているように、選手としての寿命が比較的長い長距離選手としても30歳という年齢は1つの分かれ目と言えると思います。
自分がこれからどうしたいのかを考えるきっかけが渡辺和也選手にもあったんだと思います。
渡辺選手はインタビューでこのように答えています。
「多くの人がこの年齢になって…と思うかもしれませんが、将来、指導者になるために大学でもう一度、勉強したかった。30歳くらいで引退する選手もいますが、僕よりも年上でガンガン走っている選手もいる。僕もまだまだやれる、と思っています。年齢への引け目はない」
引用:スポーツ報知
この意見を見た時、私も30歳を超えてこういう気持ちでいられるかなと自問自答しちゃいましたよ。
30歳って全然まだ若いけど「ちょっと休みたいな」とか「楽したいな」とか思っちゃいそうで。
自分がある程度の生活ができていたらなかなかそれ以上努力しようと思えないと思うんです。
現状維持ができればいいやって。
それを自分より年下の中に飛び込んでいって切磋琢磨するって本当にすごいことだと思います。
しかも世界で活躍経験があったらプライドだってあるはず。
それを変に出さずに頑張れるかって相当難しいことですよね。
そんな中チーム一丸となって掴んだ箱根駅伝へのキップはうれしかったでしょうね!
ところでちょっと気になるのが「箱根駅伝って年齢とか関係なく出られるの?」ってこと。
確かに渡辺和也選手は大学生だけど30歳だし、経歴も世界レベル。
ルールは大丈夫なんでしょうか?
箱根駅伝には年齢制限は無い!
クロカン日本選手権
シニア男子10km
渡邊和也選手(東京国際大) pic.twitter.com/hbXOGqHczW
— manamin (@kinokonoko0916) 2018年2月24日
箱根駅伝への出場規定には現在年齢制限はありません。
ですから渡辺和也選手も30歳ですが大学生なので問題なく出場できます。
1992年の大会までは28歳以下でなければいけないというルールでしたが1993年からは撤廃されているんですよ。
仮に渡辺和也選手が箱根駅伝で活躍した場合、「実業団選手をスカウトする大学が出てくる」とか「悪用されそう」とかいう意見も見かけますね。
確かにその意見も分からなくはないですよね。
でも箱根駅伝を走るためだけにそこまでできるかということがまず問題です。
箱根駅伝は高校野球の甲子園のように聖地として、そこに出ることに選手生命をかけている方もいます。
しかしルール上、予選を含めて4回しか出場できないんですよ。
だから大学時代に予選に出ていて本戦には出られなかった選手が、大学に入りなおしてということはあまり考えられないです。
仮に2回しか出てなかったらあと2回は出られる計算ですがそのために大学に入る人が何人いるか?
また実業団などで活躍するような選手が生活費や練習のサポートなどを蹴って大学に入るかと考えてもかなり稀なような気がします。
だから渡辺和也選手がいくら箱根駅伝で活躍したとしてもルール悪用の心配はないんじゃないかな、と個人的には思いますね。
まとめ
私も毎年箱根駅伝をコタツで見るのを楽しみにしているので、ぜひ渡辺和也選手には走ってもらいたいですね!
本戦にもメンバーに選ばれるかは大変だと思いますがぜひ頑張ってほしいです。
では今回のまとめです。
・渡辺和也選手は世界で活躍後、指導者を模索して東京国際大学へ
・箱根駅伝は年齢制限なし、30歳でも問題なく出場可能
4年生になったら33歳ですからね~。
ぜひ東京国際大が箱根常連校になったらいいですね!
追記:渡辺和也選手が2018年の箱根駅伝で7区を走りました!
指導者への道を歩むため29歳で大学に入学した渡邊和也選手。快走素晴らしかったです!今回は当日変更での7区出走だったため現地応援に間に合いませんでしたが、来年は是非沿道で応援したいです。 pic.twitter.com/6Zlygf83wB
— やすらぎ治療室 (@yasuragi_) 2018年1月4日
急な当日に区間変更になったものの、渡辺和也選手が7区を走り区間7位でフィニッシュしました。
キャリアを重ねているからこそ感じる箱根で走ることの重みなども分かる渡辺和也選手の存在は、東京国際大にとってもプラスになると思います。
また来年の渡辺和也選手と東京国際大の活躍に期待ですね!