電磁パルス攻撃(EMP)で日本が壊滅する?!防御方法や対策はある?

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北朝鮮の日本やアメリカへの挑発が止まりませんね。 

2017年8月末には初めてJアラートを発令させるミサイル発射を行い、数日後の9月初めには水爆を使った核実験を強行しました。 


数年前までは「北朝鮮のミサイルや核の技術は口だけでそうでもない」という論調が主だったはず。 

それが今や「北朝鮮ガチでヤバくね?」という雰囲気になっています。 


目に見えて北朝鮮の軍事力は上がってるのは事実でしょう。 


そして新たな脅威として言われているのが「電磁パルス攻撃(EMP)」です。 


電磁パルス攻撃ついては何年も前から言われていたようですが、北朝鮮が本当にできるのか怪しかったためあまり真剣に考えてこなかった問題です。 

それが6回目の核実験で北朝鮮の核の技術がけっこう進んでいそうなことが明らかになったんですね。 


そこで慌てて取り上げられはじめた印象です。 


今回は電磁パルス攻撃(EMP)とはどんな攻撃なのか、日本が壊滅するって本当なのか、人体への影響はあるのかについてわかりやすく解説していきますね! 



電磁パルス攻撃(EMP)とは何か?




電磁パルス攻撃(EMP)とは高層大気圏(上空30~数百キロメートル)で核爆発を起こすことで強力な電磁波を発生させるものです。 

もっと小難しい仕組みはありますがザッとそういうことです。 


強力な電磁波(電磁パルス)が発生すると何が問題なのかというと、 


・電子機器(パソコンやネットワークなど防御していないほとんどの機器)が使用不能に 

・電力システム(発電・送電)が止まり大停電を引き起こす 

・電力が止まるためほとんどのインフラは壊滅 



電磁パルスが電子システムや送電網、ケーブルを伝って大量の電流を発生させて破壊してしまうんです! 

例えばカミナリが落ちて家電が壊れるみたいなもの。

カミナリのもっとデカいのに日本中がやられるようなものと思ってください。 


電子機器は個人のパソコンやスマホだけでなく金融関係、軍事関係、輸送網(飛行機、電車その他)など生活のほとんどに関係してますよね。 

現代では電子機器やネットワーク無しでは生活が成り立ちません。 

そこが止まってしまったら死活問題になるのは簡単に想像がつくと思います。 


しかも影響の起こせる範囲は日本の一部から全体まで調節が可能なんですよ。 

核爆発を起こす高度で調節ができると言われています。 


日本の一部分だけの影響ならまだ他の地域からの支援もできますが、日本全体のコンピューターやシステムが影響を受けることになれば大混乱は避けられません。 


電磁パルス攻撃で日本全体を狙われたらヤバイことが分かりますよね。 


でも本当にそんなことができるの?って思いますよね。 

私も若干嘘じゃないの?って思ったんですけど、過去に核実験の影響で発生した電磁パルスでのレポートがありました。 


その報告を見てみましょう。 


電磁パルス攻撃で電子機器やネットワークが壊れるのは本当なのか?




こういった軍事兵器に関して進んでいるのはやっぱりアメリカとロシア(旧ソ連)ですね。 

今までの核実験によって起こった電磁パルスで周囲の電子機器や電力施設、システムなどに影響が出た例が実際に報告されています。

スターフィッシュ・プライム核実験に象徴される1962年の一連の米国による大気圏内核実験では、高度約1040km(650mile、注:これはスペースシャトルの軌道とほぼ同一である)において水爆が使用されたケースもある。このとき、約3360km(2100mile)北西の都市エリアでブラックアウト事態が生じ 


スターフィッシュ・プライム核実験は、ソーミサイルに Mark-49 核弾頭を搭載し、1.45Mtという、米国が実施した大気圏内核実験としては非常に大きな規模の爆発威力を、太平洋ジョンストン島の上空約 400km で発生させた。このときの核爆発で生じた HEMPによって、そこから1400km 離れたハワイ諸島の電子システムに影響が及んだ。これらの島々では街灯が消え、建物のサーキットブレーカーが切れ、家々の侵入警報装置は誤作動して警報を鳴り響かせたほか、電話交換施設にも被害が出た。 


1962 年にソ連もカザフスタンの核実験場の上空で大気圏内核実験“Test 184”を行い、HEMP効果を実地で確認したとされる。このとき、核実験場の近傍ではサージプロテクターが焼け焦げ、電力供給が途絶し、およそ600kmにわたり地上及び地下の埋設ケーブルにダメージが生じるなどのHEMP効果を実地確認したとされ、 


防衛研究所紀要第18巻第2号(2016年2月)
一政祐行:ブラックアウト事態に至る電磁パルス(EMP)脅威の諸相とその展望より一部抜粋し引用しました 



文中のHEMPが電磁パルスを意味しています。(High Altitude Electromagnetic Pulse) 

そしてブラックアウト事態とは停電のことです。 

核実験によって発生した電磁パルスが電力施設に影響し、停電が発生したという報告なんですね。 


他にも電子システムに影響したりケーブルが焼け焦げたりダメージも確認されています。 


軍事的に発達しているアメリカやロシアが1960年代から認識していることなので、どうやら電磁パルス攻撃は本当にあり得ると思ったほうが良さそうです。 



うーん、電磁パルス攻撃をされたら現代の日本はかなりヤバそうだということは分かったけど、人間に対してのダメージもすごく気になります。 

だってすっごく高いところとはいえ核兵器が爆発するんだから、放射能とか降ってきそうだし爆風とか熱風とかも来るかもしれない。 


電磁パルス攻撃があった場合、人間へのダメージはあるのかも調べてみましたよ。 


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電磁パルス攻撃は人間の体にもダメージがあるのか?




電磁パルス攻撃は電子機器には深刻な被害を出す一方で、人体には直接の被害はないと言われています。 

正確に言うと詳しくは分からないみたいですが。 


それがまたやっかいな所でもあって、人体に危害を加えないから武力行使ではないという考えも世界の一部ではあるそうです。 


世界の法律でも日本の法律でもグレー状態の兵器と言えます。 

国を壊滅させる可能性もあるのに武力行使じゃないってそんな訳ないでしょ!って思うけどそうらしいです。 

だから北朝鮮がこれを使えるって言い出したのは非常にヤバイわけです。 


問答無用でぶっ放してくる可能性があるんだから。 


世界で初めて原爆を落とされた日本。 

世界で初めて電磁パルス攻撃を受けた日本にはなりたくない! 


電磁パルス攻撃に防御方法や対策はあるの?




防御方法や個人でも対策できることがあるならしたいと思ったんですが、現状日本で対策はほとんど取られていません。

外国では電磁パルス攻撃に備えて防御方法を研究しているらしいのですが日本は遅れているそうです。 

個人でできる対策として電子機器を鉄の箱(ファラデーケージ)に入れれば理論上は影響を軽くできるとか言われてます。 

探してみたらこのような電磁パルスシールドが販売されているのを見つけました。 

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でもこれに入れられる電子機器は限られてますし、このキャニスター缶も微弱な電磁パルスにしか対応していないのでEMPに対応するのは無理そうです。 

市販では簡単に手に入らないと考えたほうがいいですね。 

やっぱり電子機器をすべて箱に入れとくわけに行かないし、何しろいつ来るかわかんないんですもんねぇ。 


現状されるがままで防御方法も対策も無い! 


北朝鮮がマジでやらないように祈るしかないみたい・・。 


まとめ

次々に北朝鮮の怖さを伝える事態になってきていて本当に戦争になるんじゃないかと不安ですよね。 

アメリカもトランプ大統領になってビッグマウスだけど本当にやってくれる気があるのかも不安。 

現状日本はアメリカに頼るしかないんだもん(T-T) 

マジで戦後の日本で今が1番危ないと思います。 


では今回のまとめです。 

・電磁パルス攻撃ははるか上空で核爆発を起こし電磁パルスを発生させる攻撃のこと 

・電磁パルスは電子機器や送電網に深刻な被害をもたらす可能性がある 

・人体には影響がないと言われているが詳細は不明 



個人的には核ミサイルよりも電磁パルス攻撃の方がありそうで怖いです。 

ネット銀行の預金とか無くなっちゃうよね・・・。 

アナログに置き換えられそうなことはしておくか。 



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コメント

  1. 荒井 峰夫 より:

    日本にミサイルが着弾する可能性があるなら、Jアラートを正確に機能させ、防空壕を自治体や、国で用意することが必要と思う。個人でも地下倉庫を用意出来たらしたい。

    • Mika より:

      荒井様、コメントありがとうございます。 
      今のところミサイルに関して国が国民にしてくれることはJアラートだけですもんね。 
      他は個人で自分の身を守るしかないのが現状です。 
      さらに今緊張状態が高まってきていて国には何とか北朝鮮の暴走を止めてほしいですが、ある程度覚悟もしなきゃいけないのかもと思ってきてます。 
       
      記事を見ていただきありがとうございました。また来てくださいね(^^)