大雨警報は何ミリから?基準は地域ごとに違う!イメージしやすく解説

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天気予報チェック


近年は日本の天気がおかしいな~と思うことが増えていませんか? 

特に夏から秋にかけての雨。 


私は20代だけど子供のころはシトシト長い梅雨がちゃんとあって、夏休み頃は夕立が降ったりして。 

でも今は梅雨も無いような感じで豪雨ばっかりあるような気がするんですよね。 


全国的に豪雨が多い気がします。 

豪雨が降ると気になるのが大雨警報などの気象情報。 


どのぐらいの雨の量が降ると大雨警報が出るのかご存知ですか? 

具体的に何ミリとか全然分かんないですよね!


今回は大雨警報が何ミリから出されるのかなど分かりやすく解説します。 

またどのくらいの雨なのかイメージしやすいように表現していきますね(^^) 



大雨警報が出るのは何ミリから?実は地域ごとに基準も違う




お天気情報では大雨注意報は何ミリから、大雨警報は何ミリからというように全国どこでも同じ基準があるんだと思っていた方はたくさんいると思います。 

私もそうなんですよ。 


でも調べてみたら大雨警報の出る基準は地域ごとに細かく違ったんです!


よくよく考えれば確かに、地域によって違うのは当たり前かも。 

警報って浸水被害や土砂災害の危険を知らせるためのものですから。 


地域ごとに地形も違うし地盤の状態や高低差なども千差万別だもんね。 


じゃあ私の住んでいる地域の大雨警報の基準は何ミリなの?ってことですが、こちらは気象庁のホームページから調べることができますよ! 


>>>警報・注意報発表基準一覧表



自分の住んでいる地域を選べば何ミリの雨で大雨警報が出るのか、その他暴風や雪の警報なども書かれてます。 


例えば東京の渋谷区なら、 

・大雨(浸水害):表面雨量指数基準 20
・大雨(土砂災害):土壌雨量指数基準 180
・記録的短時間大雨情報:1時間雨量 100mm 


ということが書かれています。 


表面雨量指数は短時間に降る強い雨による浸水の危険がどのくらいかということを示しています。 

土壌雨量指数は降った雨による土砂災害危険度の高まりを把握するための指標です。 


そうなんですよ、2017年7月現在の大雨警報の基準は何ミリからという基準ではなかったんです!


警報を出すシステムも日々進化しているってことですね。 

今はめちゃめちゃ難しい計算式で「指数」を割り出し、それを基準に警報を出していたというわけです。 


ちなみにその計算式の例がこちら。 


S1(t+Δt)=(1-β1Δt)・S1(t)-q1(t)・Δt+R 
S2(t+Δt)=(1-β2Δt)・S2(t)-q2(t)・Δt+β1・S1(t)・Δt 
S3(t+Δt)=(1-β3Δt)・S3(t)-q3(t)・Δt+β2・S2(t)・Δt  

S1、S2、S3 :各タンクの貯留高 
β1 、β2 、β3 :各タンクの浸透流出孔の浸透係数 
q1 、q2 、q3 :各タンクの側面孔からの流出量 


私のオツムでは到底理解不能です(笑) 


現在の警報が単純な雨の量が何ミリ降ったからという基準で出されていないことにはビックリです。 

でも指数を割り出すには地域ごとの土壌の状態や水はけの良さ(コンクリートか土の違いとか)などを計算式に当てはめているので、かなり地域にフィットしたものが出されていることになります。 


単純に何ミリ降ったから危ないという考え方では現在のお天気には付いていけない状況もあるのかもしれませんね。 


ちなみに地震などの災害があった場合は地盤が弱くなったりしているので特別な基準で計算します。 

そこまで考えられていると分かるとかなり信頼感がアップしますよね! 


警報が出たら私たちもしっかり警戒したり行動しなければいけないなと思いました。 


こんなにしっかりした基準で大雨警報が出されているんだと分かれば安心な反面、個人的には体感で危ないなと判断する基準もやっぱり欲しいと思ったんですよね。 

そこで「よく使われる雨の降り方の表現」をおさらいしたいと思います! 


テレビで聞いたことのある表現だと思うので思い出してみてくださいね。 


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雨の降り方の表現をおさらい!注意報や警報が出そうな雨をイメージをしておこう




雨の降り方の表現は昔からテレビの天気予報でよく聞いていると思います。 

けどボンヤリしていてあんまり覚えてない(^^;) 


ここでもう一度おさらいしてみましょう。 


[1時間に10ミリ以上~20ミリ未満の雨]

天気予報での表現:やや強い雨

このくらいの雨では体感的にはザーザー振りといった感じですね。 

地面からの跳ね返りで足元がぬれたり、家の中にいると雨の音で話し声が良く聞き取れなかったりします。 


[1時間に20ミリ以上~30ミリ未満の雨]

天気予報での表現:強い雨

体感的にどしゃ降りで傘をさしていてもぬれるくらいの雨が20ミリ~30ミリの雨です。 

寝ていてもの半数くらいの人が雨に気づいたり、車に乗っているとワイパーを速くしても見づらいくらいです。 


[1時間に30ミリ以上~50ミリ未満の雨]

天気予報での表現:激しい雨

体感的にはバケツをひっくり返したように降ったり、道路が川のようになるくらいのかなりヤバイ状態になる恐れがあるのが30~50ミリの雨です。 

高速を車で走っていて車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」も起こり始める雨なのでかなり警戒が必要です。 


[1時間に50ミリ以上~80ミリ未満の雨]

天気予報での表現:非常に激しい雨

体感的には滝のようなゴーゴーと降り続く雨で、傘は全く役に立たなくなる雨が50~80ミリの雨です。 

水しぶきであたり一面が白っぽくなり視界が悪くなるので車の運転も危険になります。 


[1時間に80ミリ以上の雨]

天気予報での表現:猛烈な雨

息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じるくらいの雨が80ミリ以上の雨です。 


出典:気象庁「雨の強さと降り方」 



先ほど警報は難しい計算式で割り出した指数をもとに出されていると言いましたが、体感的には「強い雨」や「激しい雨」以上になってくると注意報や警報が出されるそうです。 

どしゃ降り以上は危険かもしれないと思っていたほうがいいかもしれませんね。 


特に川の近くや山、崖の近くにお住まいの方は早めに状況を判断する手助けになると思います。 

自分の身や近所の人たちと協力するには大切なことですよね。 


また「猛烈な雨」の時は記録的短時間大雨情報が出ることもあります。 

これは発表された地域に洪水や土砂災害が発生するほどの猛烈な雨が降っていることを意味しています。 

記録的短時間大雨情報が出た場合は、お住まいの市町村のホームページで避難情報が出ていないか確認してください。 

出ていれば速やかに行動、出ていなくても状況的に危険を感じたら自主避難することも考えましょう。 


まとめ

冠水したり土砂災害が起こるような大雨が全国的に増えていますよね。 

雨の被害は比較的少なかった北海道でも台風が来て被害が出たりしています。 


現代は大雨や豪雨による災害の危険が一気に高まっていることを自覚して、しっかり警報も利用して自分の身を守っていく必要があると思います。 


では今回のまとめです。 

・現在の大雨警報は何ミリからという基準ではなかった! 

・地形などを考慮した計算式で指数を割り出し、地域ごとに細かく出されてる! 

・どしゃ降り以上の雨は要警戒!早めの判断ができるようになろう! 



避難場所や別々の場所に家族がいる場合の集合場所など、災害に関して話し合っておくことも大切ですね。 





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